イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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絵本「おうちにいれちゃだめ!」は,子どもの好奇心に限界はないという絵本です。

絵本「おうちにいれちゃだめ!」は,小さな男の子の生き物への興味が,分からず屋のおかあさんを圧倒するという,子どもにとっては痛快,そして,おとうさんやおかあさんにとっては,恐ろしい絵本です。

 

おうちにいれちゃだめ!

おうちにいれちゃだめ!

 

 

主人公の男の子は,はじめ虫を自宅に持ち帰り育てようとしますが,おかあさんから「おうちにいれちゃだめ!」と怒られてしまいます。

それでも男の子はくじけず,ねずみやブタを連れて帰ります。そのたびにお母さんから「なんど言わせるの! おうちにいれちゃだめ!」と怒られます。負けずにシカやゾウ,はてはクジラまで飼おうとしますが…

最初のうち,お母さんは影だったり,下半身だけだったり,一部しか登場せず,しかも,男の子の大きさに比べて,かなり比率が大きく描かれています。男の子の熱意がお母さんの常識を後津市テイクにつれて,全身が現れ,小さくなっていきます。

最後は等身大のお母さんが,再び虫を連れてきた男の子を暖かく肩を抱くシーンで終わり,めでたしめでたしとなります。子どもの好奇心は,侮れませんね。さもないと,家の中が海になってしまうかも。

2012年のエズラ・ジャック・キーツ賞受賞作品です。

 

「いえでをしたくなったので」はモノクロの世界なのに味わいある絵本です。

 

「いえでをしたくなったので」は,鉛筆だけで描いたような繊細なモノクロの色彩を持たない世界。でも、自然が豊かに迫ってくる絵本です。

 

いえでをしたくなったので (海外秀作絵本)

いえでをしたくなったので (海外秀作絵本)

 

 


物語は,親に怒られたのか原因なのか,4人兄弟が家出するところから始まります。4人は遊びなれた場所の,木の上や池,洞窟,海辺などに住もうとしますが,ハプニングが起きて,異動する羽目になります。最後にたどり着いた場所は…

住む場所を移動するたびに,荷物が多くなっていくのが愉快です。基本的に,文章は繰り返しのパターンなのですが,場所を移動するたびに,ひとつ荷物が増えて,文章も一文増えていきます。リズミカルな文章なので,とても読み聞かせがしやすいです。

 すべてのページが,モノクロのイラストです。でも,全然そっけないことがなく,逆に哀愁が漂って味わいがあります。そして,読んでいるうちに,赤や黄色の落ち葉や青い波が自分の目には鮮やかに色づいて見えてきます。

 遊びつかれた子どもたちが増えていく荷物を持ってたどり着く場所は,読み聞かせをする親としては安心できる場所です。自分の子どもたちも,こんな冒険心あふれるたくましい子どもたちになってくれるといいですね。

アニメ映画になった絵本「あかちゃん社長がやってきた」を読み聞かせすると、身につまされる

 


絵本「あかちゃん社長がやってきた」(講談社発行、マーラ・フレイジー 著、 もとした いづみ 訳) は、子供よりも、パパやママに読み聞かせすると、効果的です。

 

あかちゃん社長がやってきた (講談社の翻訳絵本)

あかちゃん社長がやってきた (講談社の翻訳絵本)

 

  

ある日、家族にやってきた赤ちゃんは社長さんのようなものというお話は、子育てしてきた私たちには、身につまされる内容で、子供たちに読み聞かせしていても、子供はピンとこない場面でも、読んでいて共感させられる内容です。

読み聞かせを聞いている子供の姿を見ては、泣いてばかりだった赤ちゃん時代が懐かしくなってきました。

 アメリカで「Boss Baby」アニメ映画化されて大ヒットしたようです。日本でも「ボス・ベイビー」のタイトルで2018年春に公開予定です。アレック・ボールドウィンが声の出演で楽しみです。こちらも併せて鑑賞したいですね。

 

 

 続編の絵本も出版される予定です。

 

あかちゃん新社長がやってきた(仮) (講談社の翻訳絵本)

あかちゃん新社長がやってきた(仮) (講談社の翻訳絵本)

 

 

斬新な設定!スパイといえども子育てに悩むドラマ「ジ・アメリカン」

ジ・アメリカンスパイが常に危険を省みずに活動しているだけじゃない。家庭があれば、子どもに内緒で活動しなくてはならない。敵を殺して、死体を埋めている最中にも、子どもが遅刻しないように起こして朝食を食べさせるためには、もう帰らないと!と悩むことになる。

Netflixで配信中の海外ドラマ「ジ・アメリカン」は、アメリカに隠れているロシア人夫婦のスパイが主人公という設定だけでも斬新。さらに、お隣さんはFBI捜査官! 数々のミッションを処理する中で、人殺しも平然と行うが、長女と長男の子育てに悩む普通の親でもある。

主人公夫婦に扮するケリー・ラッセルとマシュー・リスがとにかくお似合いの夫婦。お似合いすぎて、実生活でも夫婦になるほどだ。二人の変装も見物。

ラッセルはテレビドラマ「フェリシティの青春」がデビュー作だが、見事に大人の女性に成長したなーと驚く。ちなみに「フェリシティの青春」は「スター・ウォーズ フォースの覚醒」監督のJ・J・エイブラムズ出世作でもあるのだが、ふつうの青春者で逆に新鮮だった。でも、中でも、異色のSFエピソードがあって、フェリシティが出口のない部屋に閉じこめられるといったものだったけど、あれはなんだったのだろう?

マシュー・リスは「ブラザーズ&シスターズ」のゲイの弁護士役で有名だが、今回は相手の女性に合わせて変装するスパイという役で、やはりうまいのである。必ずしもハンサムではないのだが、相手をだましながらも悩むあたり。

対して、ケリー・ラッセルは、長女がFBI家の長男とつきあったり、スパイ行為にきづいたり、暴漢に襲われたりするたびに、母親らしく悩むのだが、ひとたびスパイになると、たとえ見方でも邪魔になればあっさり消し去ったりと、母親の部分とプロのスパイの部分を演じ分けていて、上手い。

考えてみれば、ロシアのスパイが主人公なのにドラマの題名が「ジ・アメリカン」というのも皮肉が効いています。

ドラマは好評のようでシーズン4まで配信中です。

 

 

 

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自分の想像で話が膨らんでいく絵本です。「ぼくのねこはどこ?」

久しぶりに鉛筆画の味わい深い絵本を読みました。

「ぼくのねこはどこ?」

 

ぼくの ねこは どこ?

ぼくの ねこは どこ?

 

 少年が昼寝をしている隙に、飼い猫が窓から逃げてしまいます。

昼寝から起きた少年は猫を探しますが、その一方で、逃げた猫はにぎやかな町の散歩を楽しんでいました。

文字のない絵本なので、ストーリーは単純です。

せりふや擬音が亡くても、町の騒々しさが聞こえてくるような、精密なイラストに引き込まれます。

そして、読者も少年と一緒に猫を探すことになります。

これが、結構難しくて、夢中になってしまいました。

鉛筆画なので、モノクロの世界です。でも、色も見えてくるのです。

 

これは、音や色や言葉がなくても、自分の想像で話が膨らんでいく絵本です。

読み聞かせはしづらいかもしれませんが、お子さんと一緒に眺めて、猫探しを楽しめます。