イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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絵本「ゾウの森とポテトチップス」で環境問題を考える

 

まず、興味をひくインパクト大のタイトル。ゾウの森、そして、ポテトチップス? どんな関係があるのだろう? 奇妙な組み合わせ。

 本書は写真による絵本で、物語ではなくルポ的な文章で、著者がボルネオ島のゾウを見に行って、そこで、環境問題に気付いていく展開となっている。 様々なゾウの写真に目を奪われる。ゾウの親子のほほえましい姿も見ることが出来る。でも、現地のガイドが「ゾウたちは食べ物がなくなると、むこう岸へわたるのだよ。森が減っているからね」という言葉に、疑問をもつ。こんなに熱帯雨林が広がっているのに? 

翌日、空から見た様子から、著者は気付く。アブラヤシのプランテーションが大きく広がっているのを。そして、たくさんのシュルの植物を必要とする動物たちは、プランテーションでは暮らせないことを。 アブラヤシからは「パーム油」がとれます。しぼりとられたパーム油は、カップ麺やシャンプー、マーガリン、化粧品、そして、ポテトチップスに使われます。 

日本にいる私たちが便利に暮らすために、ボルネオのゾウが犠牲になっているという構図。子供たちが、グローバルな環境問題に気付くきっかけ作りに最適な絵本です。野生の動物達がたくさん映っている頁を開くと、次の頁にはたくさんの工業製品が写っている写真があるという構成も効果的です。