イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

スポンサーリンク

絵本「かないくん」死ぬってどういうことなのか。

絵本「かないくん」を図書館で借りてきました。

絵本と書きましたが、置いてある場所は漫画・イラストの棚でした。

体裁は絵本なのに、どうしてかなと思ったら、絵が「ピンポン」の松本大洋さんだからなのですね。

文章は谷川俊太郎さんです。



内容は、クラスメイトを亡くした絵本作家のおじいさんが当時を思い出して、描き始めたおけど、結末がわからないと孫に相談します。

かないくん (ほぼにちの絵本)

かないくん (ほぼにちの絵本)

構成が二重の設定になっていて、地の文がひらがなのままの結末のない絵本と、その絵本を基にしたおじいさんと孫のやりとり。

自分が死ぬとわかって、やっと結末が書けるというおじいさん。

おじいさんが亡くなって、終わりではなく始まりなんだと思う孫。

シンプルな文章と、空白の多いイラストの、何もない沈黙や空間に、読者のそれぞれの思いが補充していくような、透明感のある絵本です。

人が亡くなっても日常は続く、でも、全くいなくなったわけではなく、残されたものたちが影響を受けて生きていく、そのことに意味を見つけることできるのでしょう。