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イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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読み聞かせする場面が出てくる映画「ムーンライズ・キングダム」


今回は、趣向を代えて、絵本のような世界で、情けない大人たちとかわいげの無い子どもが繰り広げる追跡劇が、意外な着地点を見いだして、思わずほろりとさせられる映画「ムーンライズ・キングダム」を紹介します。読み聞かせをするシーンもあり、印象的ですよ。



ウエス・アンダーソン監督は「天才マックスの世界」や「ロイヤルテネンバウム」を見ているけど、ちょっとずれた感覚にうならされても、感動はなかったように記憶しています。

でも、今回の映画は、90分ちょっとの最近の映画にしては短い上映時間ながら、テンポ良く進められる展開で軽快に笑わせてくれながら、進行します。特に、12歳の少女と少年が文通をしていたという件も、その手紙の全文を読むのではなく、一部のみで処理されるので、観客の想像に委ねられます。

とにかく、子供たちはかわいくないです。ヒロインは全然笑ってくれず、主人公の少年は、博学だけどあまり役には立たず、みていて笑ってしまうほどですが、その鈍くささが愛おしくなってきて、やがて、応援している自分に気付きます。

大人たちも、ビル・マーレイブルース・ウィリスエドワード・ノートンがとにかくかっこわるくて情けなくて、でも、やっぱり愛おしい存在になっていきます。まさに、映画を見る醍醐味、マジックを感じることができます。

冒頭シーン、絵画から出てきたような少女の家をゆっくりとパンしていくカメラ、作中何ども繰り返されるアレクサンドラ・デスプラ作曲によるテーマ、すべてが愛おしく記憶に今でも残っています。エンドクレジットの台詞入り曲は、思わずiTunesでダウンロードしてしまいました。

The Heroic Weather-Conditions of the Universe, Pt. 7: After the Storm

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  • Alexandre Desplat
  • クラシック
  • ¥250

Moonrise Kingdom (Original Soundtrack)

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  • Various Artists
  • クラシック
  • ¥1600


嵐のシーンで、ハーベイ・カイテルが出てきて驚きました。こんなコメディに出てくるとは!

大団円を迎えて、すべてがハッピーエンドになる、でも、少女は笑わず、りりしい。

そして、ムーンライズキングダムと名付けられた思い出の入り江は絵画の世界へと戻ります。それは、少女が好きなファンタジー小説を皆に読み聞かせて、その世界に繰り返し戻ったように。

子育てに一段落したら、ぜひ、見てください。自分の子ども時代が懐かしくなります。そして、自分の好きだった本を読み聞かせしたくなります。