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イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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絵本「リスとお月さま」は十五夜に読みたい

絵本


前回、紹介した「リスと青い星からのおきゃくさま」で興味を持ったので、同じ作者のリスと森の仲間たちの騒動を描く第1作「リスとお月さま」を読み聞かせしてみました。今回はリスの家にお月さまが落ちてきます。

読者には、すでに見返しにそのからくりの顛末を描く場面が出てきているので、そのお月様の正体はわかっています。でも、そのお月様を巡って、リスとハリネズミ、ヤギにネズミと、ページを開くたびに関わる動物が増えてきて、収拾がつかなくなってきます。この展開は「てぶくろ」や「大きなかぶ」と似た繰り返しのリズムです。


リスとお月さま

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このあたりのいろいろな動物を巻き込んで騒動が膨らんでいく展開は、このリスと森の仲間たちのパターンになっているようで、絵本らしい絵本と言えます。イラストもモノクロのように森を彩る色数が少ない中で、まんまるいお月様の黄色がインパクトが強く、ユーモラスな物語を盛り上げます。

また、今回の物語は、リスが泥棒だと思われて捕まっちゃうという妄想が、シリアスな写実的なイラストで牢屋の場面として挿入されているのもユニークです。

粉々になったお月様をお空に返そうと飛ばすと、その夜に三日月となったお月さまが空に浮かんでいるラストシーンまで、起承転結のメリハリが効いている物語で、やはり、このシリーズは子どもに読み聞かせするのにもってこいですね。