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イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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ドロシー・クンハートの絵本「さあ、はこをあけますよ!」は幸せを感じるラスト

絵本


ドロシー・クンハートの絵本「さあ、はこをあけますよ!」は、横長の体裁に赤と黄と黒と白の4色を基本としたシンプルな絵。そして、手書きの文体の文章が、目を引きます。物語はサーカス団を舞台としています。ちいさな犬をめぐる哲学的な絵本です。でも、難しく考えずに絵本全体の作り出す鮮やかな世界を楽しんんでください。


さあ、はこをあけますよ!

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赤いテントのサーカスの団長が取り出したのは、ちいさなちいさなちいさな赤い箱。なかに入っているのは、ちいさなちいさなちいさなちいさなちいさな犬。ちいさなという言葉が6回繰り返されるほど、小さい犬です。名前はピーウィ。奇妙キテレツな団員のみんなから愛されています。でも、ある日、体がだんだん大きくなっていき、普通の大きさになってしまいます。

地の文が手書きで、ピーウィの登場シーンでは、その手書きの文章もちいさな文字になる凝りようです。当然、ピーウィの絵は虫眼鏡で大きくしなくてはならないほど、小さく描かれています。大きな白いページの中央に点のように小さく描かれたピーウィの姿が愉快です。

でも、一番びっくりするのは、普通の犬の大きさになったピーウィを団長が別れを告げる場面です。

絵本にしては、かなり非情な展開です。

でも、次に待ち受ける展開には笑ってしまいますが、それは読んでのお楽しみ。

ピーウィとともに読んでいる読者も大きな幸せを感じるラストシーンです。