読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

スポンサーリンク

レオ=レオニの素顔を知りたいなら「レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人」

絵本学

「どうするティリー」や「スイミー」など、たくさんのレオ・レオーニの絵本を読んでくると、その独特の哲学的な世界に魅了され、作者本人にも興味が湧いてきます。この「レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人」は、板橋区立美術館副館長である松岡希代子さんによる、実際にレオ・レオーニとの交流から書かれたレオーニの語録及び松岡さんの感想という構成となっています。

「作品の持つ意味は説明ができるような内容のものでなければならない」という、レオーニの言葉が紹介されています。レオーニの絵本は、哲学的な内容ですが、子どもが感じ取ることが難しいないようとはなっていません。「あおちゃんときいろちゃん」のように、抽象的であっても子どもは喜んで繰り返し読める楽しい内容となっています。

また、「子どもたちのために書くには、少し距離をおいて、大人の視点で物事を見なければならないのです」という言葉からは、「スイミー」のように、一見、子どもに迎合しているようで、そうでない絵本を読めば納得します。ちっちゃな異質な魚が、他の魚の集団を救うと構成に見られるように、みんなで力を合わせて困難を乗り越えると同時に、それぞれの違いを武器に生き抜いていくという力強い大人からのメッセージがあり、それが素直に子どもたちに伝わるから、支持されているのです。