イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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子どもに友達の意味を伝える絵本「ともだちや」


キツネとくまとおおかみが出てくる絵本って、いかにも悪者大集合という感じで、怖い内容を想像してしまいますが、タイトル通り友情について考えるきっかけになる絵本です。もちろん、オオカミは口がでかくて怖いし、荒々しい友情の表現ですけどね。


ともだちや

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きつねが「ともだちはいりませんか? 一時間100円、二時間200円です」と叫びながら森を歩いていると、くまやきつねに呼び止められて、怖い体験をして、でも、本当に友達がほしかったのは誰?という展開が、心地よい物語です。

最初にウズラの親子に呼び止められたキツネは、寝たばかりの子どもが起きてしまうから小さな声でと言われて従うあたり、ずいぶんと小心者のキツネで、笑いを誘います。また、熊のまずいイチゴを食べて元気のない場面では、暗い背景のイラストが効果を現します。

そして、友達として過ごしたあとで、お代を請求されたオオカミが怒るシーンでの、迫力ある大きな口。文章と絵が相乗効果を出していて、絵本のお手本のような絵本です。

ラスト、本当の友達の意味を知って、夜道をスキップして帰るキツネの後ろ姿がほほえましいです。そして、最初と最後にでてくるミミズクもいい味だしています。

「ともだちや」はシリーズになっています。キツネのその後がやはり気になります。