イクメン読み聞かせソムリエ

3人の娘を持つイクメンによる四苦八苦の生活の中から,,絵本や読み聞かせの寄りな情報を発信します。

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横に細長い絵本で、変形読み聞かせが面白い

絵本は、一般書と違って、決まった大きさの装丁がなく、内容を豊かに表現するために、いろいろ工夫した変形の本が数多くあります。

もし、普通の読み聞かせにこどもが飽きてきたら、ちょっと変わった形の絵本で興味を引いてみてはいかがでしょうか。

 

今回は、横に細長い形の絵本で、美術館や海、象を表現した絵本3冊を紹介します。

まずは、「あぁとくんをみかけませんでしたか?」です。

 

あぁとくんをみかけませんでしたか? (RIKUYOSHA Children & YA Books)

あぁとくんをみかけませんでしたか? (RIKUYOSHA Children & YA Books)

  • 作者: ジョンシェスカ,レインスミス,Jon Scieszka,Lane Smith,おびただす
  • 出版社/メーカー: 六耀社
  • 発売日: 2016/02
  • メディア: 大型本
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友達の「あぁとくん」探していて、なぜかMoMAニューヨーク近代美術館に迷い込んでしまった男の子。ゴッホ、ダリ、モネ、そして、ウォーホールなどの絵画やモダンアートを体験していきます。

 

美術館のギャラリーを模した横長の体裁がユニークです。そして、ページをめくるたびに名画や、なにやらわけのわからぬアートがたくさん目に飛び込んできて、刺激を受けます。精密なヘリコプターもアートなんだ、驚く男のこのページは向きを変えて、縦長となって、高い位置に吊るされた部屋を表現しています。

細長い見開き2ページいっぱいに展示されたモネの「水にうつる雲」も圧巻です。

この絵本を眺めていると、MOMAに行きたくなってしまうでしょう。

次は、「いいこにして、マストドン!」。

著者はミカエラ・チリフ。2015年にワールドライブラリーから発行されました。

shop-wl.jp

メキシコの絵本コンクール風の岸辺賞の2013年受賞作品です。

家の中で大きな象と暮らす男の子が主人公。象はいつも「やだ」といって、男の子を困らせます。家の中がめちゃくちゃになって、でも、最後には、というお話。

横に細長い体裁で、かつ、上にページをめくる形式なので、紙芝居とかパラパラ漫画のように読み聞かせすることができます。

上のページには白地に手書きのセリフ、細長い下のページには部屋の中で暴れる象と男のやり取りが描かれています。

南米らしい明るい部屋のデザインも楽しめます。

 

最後は「なみ」。シンプルな題名と内容の絵本です。

 

なみ (講談社の翻訳絵本)

なみ (講談社の翻訳絵本)

 

 内容はいたって、シンプル。女の子が浜辺で波と戯れていると、大きな波が飲み込んで…

セリフも地の文は、いっさいありません。絵だけの絵本です。色使いも黒と青だけ。

でも、青々とした色の波が横長のページいっぱいに押し寄せる場面では、海の音が迫力いっぱいに聞こえてきます。

細長いキャンバスを活用した構図に、飲み込まれて、驚きがいっぱい詰まった絵本です。